①苦瓜ハニー〜路地裏ランデブー〜

TAKUMA2005-04-02

帰ってまいりました。約2週間だったわけですが、少しはご近所中国について理解が深まりここに記そうと思う。
本日は序章
①苦瓜beerが存在し、最高であったという話。そう、あれはシルクロードの出発点、歴史ある街『西安』でのほろ苦く、羊臭い物語。
西安にはバスに揺られ19時間。朝、7時についた。「歩き方」に載っていない謎のバスターミナルに到着。と、めっちゃションベンしたい感がこみ上げる。必死にトイレを探す。地上の砂埃だか、汚い空気だかの先にぼんやり浮かぶ太陽が実に印象的だ。結局トイレは見つからず、立ちション。屋内立ちション。バスターミナル立ちション。バックパック立ちション。もちろん目撃者ゼロに抑える。ナイスセーブ。でも、とりあえずダッシュで逃げた。60リットルのバックパックを背負って。そして売店で地図を買う。「how much?」と言ってみる。「ハァ?」っておばあさんに一喝される。しょうがなく「多少銭?」と中国語。(僕は発音に自信がなくこの2週間でこの最も重要なこの言葉を発したのは後にも先にもこれっきり)4元とのこと。*1その地図で今どこにいるか聞き鉄道駅のほうへ向かうことにした。あっ、腹へった。ふと気づく。よし食うぞ。ちっちゃな肉まんを8個食べた。アンパンマンの顔を8分の1くらい食べた感じの回復感を得た。そしてめんどくさいから駅付近にいた客引きに宿を紹介してもらう。午前中は歩き回って2時ころから7時まで寝。起きた瞬間、空腹感が襲う。そのままの格好で宿を出、目の前で繰り広げられる最高のスペクタクル。おっさんが串にさした肉を炭火で焼いていた。そしてその周辺には日本人がよく風呂で使うちっちゃなイスが無数に置かれそこに座って食えと言わんばかり。ダッシュ!!夕闇に炭火が映える。そして到着と同時に緑の720mlのビン。BEERさん、こんばんは。即決。BEERと串焼き10本!!そして出てきたBEERには『苦瓜beer』というラベルが。開いた口がふさがらないぜベイベー。いったいどんな味だ。まずは肉、クセー!!羊か!!このやろー。金属の串が銀歯と強烈に反応するぜ、不快感。そして、BEER、スッペーよ。でもうめー!!こりゃ、はまる。合わせて6元。次いで隣の店のチャーハン。自分の体の羊以上の臭さに気づきいったん、宿へ退散、シャワー。再戦。BEER、串焼き、BEER、串焼き。これを三日間続けたとさ。おしまい

*1:1元は15円程度