③深夜バス〜寝るのだ〜

合肥という街から西安に行く際に利用した寝台バスでの模様をリポートする。
午後13時に出発し、翌日8時に到着する予定のバス。ターミナルには余裕を持って11時に着いちゃうせっかちぶり。ひたすら人間観察。隣のおばさんは小さな女の子を連れている。中国の幼児はズボンの尻は生で出ているケースが多く、見ていて気持ち悪い。しかも、尻の皮膚が汚くなっている。やめてくれ。バスはベッド式だった。形式的にはベッド式とお伝えしたが当然ベッドと呼べるような代物ではない金属の板と変なマットがあるだけだ。二段の下になったわけだが上のおやじが足をブラブラさせたり、ひまわりの種食ったりして気になった。また、ほかの乗客として日本国の皇太子殿下にかなり似た男性が乗っていたことが相当衝撃だった。夕暮れ時のわびしい貧しい家屋を見ていたらここでバスが動かなくなったら何ヶ月も中国をさまようことになるかもって思わず考えてしまった。夜中はたびたび人が乗り降りしていたがいつになくぐっすり眠れた。そして中国語で起こされると目的地西安だった。